第3回文化フェスタ げんきの樹 ~世代間交流を求めて~

「文化フェスタ」は例年、若者と地域の人々をつなぐとともに、文化を根付かせ、深め合い、福山を明るく元気な町にして、この催しを多くの人たちとの出逢いの場とするという趣旨のもと、人間文化学科の2年生が中心となって企画、運営しています。 今年は、福山商業高校、大門高校イラスト部、地元の方の協力の下、「世代間交流を求めて」をテーマに、開催されました。

下の写真は、文化フェスタに向けた会議中の学生たちです。毎週木曜日に集まって、発表や展示のテーマ、当日の役割分担など、企画と実施について話し合いました。本番直前の7月末は、試験期間中にもかかわらず、ほぼ毎日集まりました。ポスターも学生によるデザインです。夕暮れの街と手をつないだ子どもとお年寄りのイラストが「世代間交流」のテーマにぴったりです。

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人間文化学科の2年生の発表と展示は、60年代・80年代のファッションと流行語がテーマでした。60年代は祖父母、80年代は両親が、10代から20代だった時代です。ファッションの発表では、実際に当時の服を身に着けた学生たちがモデルとして登場しました。流行語の発表は、会場の方に楽しんでいただけるようにクイズも交え、最後はもちろん、今年話題の「あの言葉」で締めくくりました。


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福山商業高校は「飛翔”野菜愛っす”。」と題して、地元の野菜を使ったアイスクリームの商品開発について発表して下さいました。大学生も驚くほどの堂々としたプレゼンテーションでした。大門高校のイラスト部は、「GENKI!」をテーマに、展示をして下さいました。丁寧に描かれたカラフルなイラストに、アニメやマンガが好きな大学生も見入っていました。

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第6回「友だちにすすめたい本」コンクール 受賞者発表!「友だちにすすめたい本」フェア開催!



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さて、当日会場でも「速報」としてお伝えしましたが、今回の入賞作品が啓文社コア福山西店にて展示されています。

というわけで、早速行ってきました。 

お店に入って左手の奥・・・ありました!ずっと手元にあった応募作品ですが、こうやって展示されると何だか別のもののようです。売れた形跡のある本もチラホラ。自分の好きな本が、自分の文章によって、誰かの好きな本になるというのはとても貴重な(何より楽しい!)経験だと思いますよ。

展示期間は「春休み中」とのことでした。ぜひ店頭にてご覧ください。啓文社のみなさま、改めてご協力感謝いたします。

第6回の受賞者は以下の通りです。高校生おススメの本を、皆さんもぜひ手にとってご覧下さい!

★最優秀賞★                                                  

小林 愛美さん(広島県立芦品まなび学園高等学校 3年生)                  
【森 絵都 『カラフル』 文藝春秋】

☆優秀賞☆ 
                                                   
山田 静花さん(広島県立大門高等学校 1年生)                       
【瀬尾 まいこ 『温室デイズ』 角川書店】                              

末原 理那さん(広島県立油木高等学校 2年生)                         
【森 絵都 『リズム』 講談社】                                     

藤本 裕也さん(広島県立西条農業高等学校 3年生)                    
【ひすいこたろう・石井 さおり 『常識を疑うことから始めよう』 サンクチュアリ出版】

☆佳作☆                                                    

伊藤 和さん(広島文教女子大学附属高等学校 2年生)
【太宰 治 『人間失格』 集英社】                 
                        
丸尾 舞さん(広島県立神辺旭高等学校 3年生)
【中川 人司 『宇宙授業』 サンクチュアリ出版】    
                           
青木 鼓さん(広島県立広島商業高等学校 2年生) 
【加藤 千恵 『あかねさす 新古今恋物語』 河出書房新社】        
                 
工 真央さん(広島文教女子大学附属高等学校 1年生)
【宗田 理 『ぼくらの七日間戦争』 ポプラ社】              
                   
三上 耕典さん(広島県立油木高等学校 2年生)
【桑原 晃弥 『1分間スティーヴ・ジョブズ』 ソフトバンククリエイティブ】    
               
木村 汐里さん(広島県立尾道商業高等学校 1年生) 
【橋本 紡 『流れ星が消えないうちに』 新潮社】

高原 里彩さん(広島県立尾道商業高等学校 1年生)
【森 絵都 『カラフル』 理論社】

新見 亘さん(広島県立広島特別支援学校 高等部3年生)
【レオ・バスカーリア 『葉っぱのフレディ』 童話屋】 

有馬 穂乃花さん(広島文教女子大学附属高等学校 1年生) 
【川上 弘美 『神様』 中央公論新社】

渡邊 のぞみさん(広島県立五日市高校 1年生)
【重松 清 『ナイフ』 新潮社】

本年度もたくさんの御応募ありがとうございました。【  】内は受賞者の方が読まれた本の情報です。興味のある作品を手にとって、読み終わったらまた次の人にすすめてみて下さい。       

第7回「友だちにすすめたい本」コンクールの応募については、このHPでご案内致します。 来年度も高校生のみなさんからの御応募をお待ちしております。

第6回 「友だちにすすめたい本」コンクール表彰式

3月15日(土)に第6回「友だちにすすめたい本」コンクールの表彰式が行われました。簡単にですが、ご報告を。今回の応募作品は1160篇。その 中から14篇が入賞作(最優秀1篇、優秀3篇、佳作10篇)として選ばれました。急な告知にもかかわらず、6名の高校生が式に参加してくれました。 
    
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 入賞者に賞状と賞品が渡されると、会場からは大きな拍手がわき起こります。さながら卒業式のような、よい緊張感が溢れていました。その後、審査員から入賞者 ひとりひとりに向けて熱のこもった講評が・・・熱い・・・熱すぎて予定時間を過ぎ、裏方の教員は落ち着きません。われわれの心配をよそに、審査員と高校生 は仲良く(?)記念撮影です。

少し固くなっていますが、それもそのはず。会場のほぼ全員がカメラを構えているのです。実は、当日の会場は、高校の先生やご家族の方、さらには地域の方々、手伝ってくれた学生が同席していて大盛況でした。そのほぼ全員が一斉にカメラを構えたわけで、まるでメダリストの記者会見です。

ちなみに、金髪の彼は3年生で卒業ほやほやでした。「こんな金髪ですみません」と恐縮しきりでしたが、社会人を 一足早く味わっている姿は大変さわやかで好感がもてました。表彰式にご参加くださったみなさま、そしてご応募くださったみなさま、 本当にありがとうございました。次回のご応募もぜひお待ちしております。