教員による図書紹介(清水ゼミ)

清水です。

かなり空いてしまいましたが、ゼミ毎の書籍紹介です。
今回は、清水ゼミで扱った書籍の中から一冊を紹介します。

ゼミの性格上、中国に関するものを時々読みます。

私から「これを読むぞ」というのではなく、学生の希望を聞いた上で、それに合ったものを私が選んでいます。今年は、こちらを選びました。


江戸後期の作家、上田秋成(1734-1809)による怪異小説集です。
江戸後期に流行した伝奇小説は、「読本(よみほん)」とも呼ばれます。

『雨月物語』が収録する小説の舞台はもちろん日本ですが、もともとは中国の小説から取材したものが多いのです。完全なオリジナルではないものの、その文章を読んでいくと、秋成の鋭く豊かな創意が感じられます。

『雨月物語』に限らず、日本人作家による物語の中には中国の小説を翻案したものが多くあります。日本人による翻案の面白さ、独創性によって、外国の作品が日本でも読まれていったのです。このように、地域や時代を超えた「読み手の継承」を念頭に置きながら作品を読むことは大切です。

ゼミでは、『雨月物語』の中から「吉備津の釜」を選んで読みました(ご当地もの?) 浮気性の夫に裏切られた妻の恨みが死霊となって夫や浮気相手に襲いかかります。映像もなにもないのですが、その結末にはぞっとします。

興味のある方は、本書を手に取って想像力をかき立てられるもよし、映像を楽しむもよし(『雨月物語』は映像化もされています。Youtubeで検索してみてください。色々と出てきます)。秋成の怪異ワールドを味わってみてください。


2019年度 新入生オリエンテーション

今年度は、学科の定員(50名)を超える60名が入学しました。ここ数年、学科の入学者数は増えてきているのですが、オリエンテーションで、これだけ多くの学生が教室に集まることは初めてです。

入学式ではスーツでしたが、翌日は私服で。
恒例の時間割作成も賑やかに、そして順調に進み、途中、新入生の自己紹介も行われました。時間割作成では先輩たちもしっかりサポート。

キャンパス内の桜

そして、早いもので4月も終わろうとしています。今回の連休では、「平成」に別れを告げ、「令和」を迎えることになります。次に授業が始まる時は「令和」になっているんですね。今後、私たちは色々なところでそれを実感するのだと思います。

それではみなさま、良い連休を。

2018年度学位授与式(卒業式)

3月20日に学位授与式が行われました。
 



人間文化学科からは、Oさんが卒業生を代表して答辞を読みましたよ。お疲れ様でした。
春から新生活が始まります。卒業生のみなさん、健闘を祈ります!

卒論追い込み時期の、ちょっとした息抜き?―クリスマス

清水です。ただいまA日程入試の真っ最中。明後日は節分…という時に、昨年のクリスマス合同ゼミパーティーについてお伝えします(遅い)。

実は昨年度、山川ゼミ・清水ゼミとで合同ゼミを行いました。学生達の発表後は、ケーキやサンドイッチを食べながらの交流会となりました。

今年度は、中国留学から帰ってきた清水ゼミのA君が、「今回は僕たちで企画したい」ということで、山川ゼミ・清水ゼミの学生をはじめ、他ゼミの学生や留学生達を巻き込んでのクリスマスパーティー?となったのでした。
男子学生が積極的に調理しています。ありがたい。
学生達が作り、または購入した(もちろん予算は教員から)、シチューやサンドイッチ、ケーキなどが調理室のテーブルに並びます。寒い日にシチューとはありがたいですね。
おいしかったですよ。シチューはおかわりし放題でした。
A君の進行でパーティー開始。和気あいあいとした雰囲気の中で、食事をしたり、自己紹介したりと楽しい時間が過ごせました。

4年生の学生中心だったので、卒論は大丈夫かなと心配もしました。その後、年が明けると、会のメンバーは無事卒論提出。このパーティーも、気分転換になったみたいです。

自己紹介!
ゼミの良いところの1つは、日頃からの学びの中で人間関係が馴染んでいくことかもしれません。誰かが「何かやろうか」と言えば、「お、いいね」とその話にスッと乗っていける。気負わない、リラックスできる環境があればこそ、ゼミでの学びにも集中できるのではないかと思います。











来場者数400人超え!みんな大満足の三蔵祭

Sです。今回は、先月末に行われた三蔵祭の模様について、人間文化学科1年生のYさんに報告してもらいたいと思います。では、どうぞ!

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朝夕の寒さが身に染みる今日この頃……。

10/28・10/29は、第43回三蔵祭が開催されました。1年生にとっては初めての、

4年生にとっては最後の大学祭となりました。

今回のブログを担当しますは、人間文化学科1年のYです。

私たち人間文化学科1年生は縁日をテーマに、展示と昔遊び体験コーナーをつくりました!

そのタイトルは・・・・・・

『YOUは何しにジンブンへ?』

です!!

1日目は射的をしました!

初日ということで、ドキドキしながら開場を迎えました。

開場してからすぐにお客様がいらっしゃいました。

皆様のあたたかさにふれ、緊張の糸がほぐれました。

学科の活動についてのパネルも展示












2日目は前半はスーパーボールすくい、後半はスーパーボールすくいと射的をしました!

射的で景品をもらおう












1人で100個以上すくった女の子には、とても驚かされました!!
思わずすくいたくなる…












子どものほうが器用なのかも……?

海外研修滞在記(台湾・淡江大学)―食と文化と中国語と

清水です。
夏休み中、学科の学生数名が海外研修に参加しました。今回は、台湾の淡江大学の中国語プログラムに参加した3年生のOさんから届いた滞在記を紹介します(今はすでに帰国しています)。
私は台湾の淡水大学で、3週間にわたる中国語夏季集中プログラムに参加しています。現在、台湾に来て2週間が経ちました。台湾での生活も残りわずかとなり、寂しい気分でこの滞在記を書いています。
私が滞在している淡水は台北の北西25Kmに位置しており、夕日や淡水河、淡水老街、食べ物が有名で、歴史ある港町です。私は特に淡水老街が好きで2回行きました。異国風の雰囲気と古い街並みが広がり、出店や観光客、地元の人達で賑わい、活気ある老街で心落ち着く場所です。そして淡水の街の人達の暖かさを感じることができるので誰もがまた訪れたいという気持ちになるのではないかと思います。
淡水名物鉄卵
私自身も初めての海外、留学だったので不安になったり自信が持てない中、淡水の景色や人達に元気を貰いました。今も中国語を勉強していて落ち込むこともありますが、台湾の人ともっと交流していきたいとこのプログラムを通して強く思ったのでこれからも日々中国語に触れまた台湾を訪れたいと思っています!
そして終わりに台湾の珍珠奶茶、日本で言うタピオカは本当に美味しくて普段カロリーを気にする私ですが、もう数え切れないぐらい飲んだほどとても美味しいです。台湾は今の時期毎日の平均気温が35度という暑い気候のため、タピオカは本当に私のエネルギーになっています。台湾はタピオカの店がとても多いので飽きないですね〜。飲み比べするのが私の日々の楽しみになっています。
勉強だけではなく美味しい食べ物を食べたり探したり出来るのも留学の魅力で街の文化を感じることが出来るなと日々思います。残り少ない台湾での生活ですが、悔いの残らないよう自分なりに頑張ります!
小白宮から眺めた淡水

紅毛城

教員による図書紹介(脇ゼミ)

ブログ担当Sです。毎回教員が一つのテーマに沿って本を紹介するこのコーナーですが、今回からしばらくは趣向を変え、「ゼミ」単位での図書紹介をしていこうと思います。毎回一つの「ゼミ」が担当する予定なので、一年くらいはかかるかもしれません。「ゼミ」ですから、教員が書いても良し、学生が書いても良しなのです。

第一回目は、日本語学研究ゼミの回です。執筆者は脇先生です。では、どうぞ。
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 脇ゼミでは「文化演習Ⅰ」(3年生前期)で、コミュニケーション研究の入門本を読書会形式で読むことにしています。読書会形式というのは、章ごとに担当者を決めて資料作成→報告→全員で議論というものです。
 で、今年度はこの本。
池田理知子.2015.『日常から考えるコミュニケーション学―メディアを通して学ぶ』ナカニシヤ出版
私のゼミは「日本語学研究ゼミ」となっていますが、実際はもう少し範囲が広く、日本語を中心としたコミュニケーション研究を軸としています。だから上記の本、というわけなのですが、そこにはもうひとつの理由があります。

 それは、ゼミ学生(特に3年生前期)の関心と可能性は多様なので、最初から“○○学”という狭い枠に囚われてほしくないと考えているからです。「コミュニケーション」を真ん中におけば、たいていの事柄は射程に収まります。「コミュニケーション」を切り口にして、まずは学術的な視点で〈日常〉〈社会〉〈人間〉を俯瞰する。個別の問題設定(卒論のテーマ)はその次です。

 そういう観点からするとこの本は実によく考えられていて、「コミュニケーション」は哲学的な問題(例:時間や権力)にも社会問題(公害や共生)にもつながる、ということが実感できます。しかも基本的な概念や人名が無理なく織り込まれていて、今後研究テーマを絞り込もうとする学生たちにはピッタリです。コミュニケーション研究の入門本はここ10年で続々と出版されましたが、その中でもかなり“使える”ものだと思います。

 ちなみに、過去の「文化演習Ⅰ」で読んだ本は以下の通り。どれもよい本ですよ。

井上俊・船津衛編.2005.『自己と他者の社会学』有斐閣アルマ
辻大介・是永論・関谷直也.2014.『コミュニケーション論をつかむ』有斐閣
板場良久・池田理知子編.2014.『よくわかるコミュニケーション学』ミネルヴァ書房