「台湾文化研修2015」レポート

今年度から、「台湾文化研修」という授業がスタートしました。この授業は隔年開講(前期)で、隔週の授業の後、夏休みに一週間ほど台湾の淡江大学にて語学学習や文化体験、観光で組まれたプログラムに参加する、というものです。今年は7名の学生が参加しました(中国語未学習者でも履修可能です)。ここでは、5つの内容に分けて研修旅行の模様をお伝えします。

① 渡航篇
今回、半数以上の学生が初めての台湾、ということで、色々なものが新鮮に映ったようです。桃園空港到着後、現地スタッフと合流する予定がなかなか会えず…ようやく合流できた後は大学へ移動、滞在の手続き、キャンパスツアーなどをこなしました。
淡水駅です。ここから淡江大学までは、バスに乗って5~10分ほど。

バスの中です。全体的に黄色と赤色。今回出会ったバスの運転手さんは、信号待ちの間にすぐそこのお弁当屋さんまでお弁当を買いに行ったり、窓を開けて隣に止 まっているバスの運転手さんとおしゃべりしたりしたりと非常に自由!ところで、このバスにはこいのぼりが飾ってあります。どこでしょう?

② 授業・文化体験篇
授業は初級中国語と会話の授業がありました。学生の中国語レベルはそれぞれですが、実際に中国語でやりとりする経験は基本的にありません。初級中国語は基本的に全て中国語で行われました。また、文化体験では「布袋劇」「剪紙」に挑戦しました。

わかりやすいプリントを使って先生が単語の説明をしています。この写真は最終授業での一コマ。
一生懸命ノートに中国語と発音を書いています…。

 会話の授業では、実用的なフレーズを学びました。ジュース屋では甘さと氷の量が調節できるので、そのために必要なフレーズなどもボードに書いてありました。
布の袋で作った人形を先生が操ります。動きが本当に細かくて、生きているようでした。
下の写真は各自が自分の人形に色を塗っています。やってみると結構夢中になるものです。
 
③ 観光篇
8/17は、「千と千尋の神隠し」の舞台(という説もある)九フン(にんべん+分)ツアー。朝から移動に移動を重ねて、現地についたのはお昼頃。そこから17時まで自由時間ということに。学生スタッフと途中までメインストリートを案内してもらい、その後は自由行動になりました。
夕方になると赤い提灯が光り、とても美しいです。残念ながら、これは残念ながら昼間の写真。
 


茶館に入り休憩。お菓子とお茶(ほぼ飲み放題)を楽しみながら色々な話をしました。

 帰りは東区という繁華街にて現地解散。書店に行った後は夜市へ行き、
地下鉄とバスで大学に戻ります。写真の建物は地下鉄の駅です。
8/19は、地下鉄で台北101、中正記念堂、西門町をまわりました。清水は参加で きませんでしたが、夕方に学生たちと北門駅にて合流し、中国茶専門店や龍山寺(台北最古のお寺)をまわりました。中国茶専門店のご主人から、龍山寺付近に は有名なかき氷のお店があると聞いた私たちは、そこで迷わずマンゴーかき氷を注文。たくさん歩いた後なだけに、おいしかったですね。
 龍山時は、夜でも熱心にお参りにきている現地の方々で賑わっていました。
構内では音楽が流れているんですよ。
龍山時近くの「龍都」。有名なかき氷店は夜も賑やか。昼は行列ができるそうです。
 ④ アクティビティ篇
福山大学クラスとは別に、二週間前から先行しているプログラムがありました。観光などはそのプログラムに参加している学生たちと合流しましたが、その他に帰国前のパーティーに参加しました。淡江大学の学生スタッフが全て企画・運営したようです。最後はそれぞれのクラスとクラス専属の学生スタッフが別れを惜しむ場面も…。
学生スタッフが企画したパーティです。 歌にゲームに盛り上がります。
学生スタッフの李くんと

 *******************

日本とはかなり異なる環境で過ごした一週間が終わりました。終わってみれば「早かったな」と思います。ようやく慣れてきた頃に帰国となり、やや物足りなさを感じる学生もいたようです。ですが、バスや地下鉄など、台北での主要な交通機関を頻繁に利用したことで、次回は個人旅行でも気軽に来られるようになったのではないでしょうか。
 
下の写真は終業式の1コマ。中国語センター主任の周先生から修了書が手渡されました。たった一週間でしたが、授業以外にも学ぶことはたくさんあったと思います。帰国後は中国語の勉強をもっと頑張ろうという学生も多かったですね。 
やや緊張気味